ご挨拶

2024年4月より看護部長を拝命しました。
関川病院は1967年に開院して、もう間もなく70年を迎えようとしています。かつては産婦人科や小児科としての役割も担っていましたが、この西日暮里という地域や社会の変化とともに、現在は慢性期医療を主に担っている病院です。

看護部が目指すのは「患者さん一人一人の人権を尊重した誠意と思いやりのある看護」を提供し続けることです。実現のためには当院で働く看護スタッフに活き活きと働き続けてもらうことが大切であり、そのための教育体制や研修の充実、ワーク・ライフ・バランスの実現を目指した働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
関川病院看護部は、経験豊富なベテラン看護師から若さみなぎる看護師まで、さまざまな年代の看護スタッフが共に働いています。そこで培われるものは、看護技術だけではない、人として豊かな人間性を養うチャンスにあふれている職場です。

誠意ある看護の提供のために学び続け、思いやりのある看護を提供するために人間として成長し続ける看護部でありたいと願っています。

看護部長
認定看護管理者 六ツ見 しのぶ

看護職員教育体制

看護部教育委員会主催の院内研修に加え、看護協会主催の研修を積極的に受講できるようにバックアップしています。また、外部講師を招いての講習会を行い、最新の知識・専門的な技術の修得に努めています。

教育研修施設として

グループ関連施設である学校法人青淵学園東都大学ヒューマンケア学部看護学科の実習施設として実習生を受け入れています。

看護部の理念

人権を尊重した誠意と思いやりのある看護を提供します

看護部基本方針

  1. 患者さんの人権を尊重し、患者中心の看護を実践します
  2. 安全で安心できる、信頼される質の高い看護を提供します
  3. 医療に携わる者としての責務を常に自覚し、自らを向上させるよう努めます
  4. 病院の理念に基づき組織の一員としてその責務を遂行します

看護部門紹介

外来では、患者様の状態や診療科の特性に応じた看護を提供しています。患者様やご家族の健康管理やご病気に関する相談相手となり在宅療養等の継続が図れるよう支援させていただきたいと思います。


バスキュラーアクセスセンター

当センターは自己血管内シャント・人工血管内シャント・動脈表在化の造設、PTA(経皮的血管形成術)、カフ型(長期留置型)カテーテルの挿入など、バスキュラーアクセス(透析のための血管の出入り口の総称)に関わる治療全般を行っています。
30~90歳代の幅広い年代の患者さんに対し、身体状態と生活背景に合わせた治療と看護を提供しています。治療に対し不安や緊張を抱える患者さんに寄り添い、笑顔で帰宅していただけるように努めています。

手術室

当院の手術は主に腎臓外科のVAIVT治療(経皮的血管拡張術)と形成外科の日帰り治療です。患者さんの状況に合わせ、治療の前後に入院に対する対応もしています。スタッフ一同、丁寧な対応で安心と安全な治療・看護の提供を心掛けています。

透析室

透析室では、安全管理と感染対策を徹底し、透析治療を受ける患者さんに安心・安全な透析治療が提供できるよう、腎臓内科医師を中心として看護師と臨床工学技士が連携しています。透析室看護師の主な業務は、治療に直接関係する透析治療前中後の全身状態の観察、自宅での生活の状況把握、透析開始・終了の操作、穿刺・抜針・止血に加え、フットチェック、フットケア、セルフケア支援(食事、内服、シャント管理等)です。さらに当院にはバスキュラーアクセス(VA)センターがあるので、外部からVA治療にきた患者さんへの透析治療も提供しています。当院の透析患者さんも定期的にシャントエコーを行い、必要に応じてVA治療を行っています。
患者さんの状態把握のため、毎日看護師と臨床工学技士でカンファレンスを行い、全員で情報共有と透析治療の方向性の統一を図っています。

病棟紹介

医療療養病棟(4階)

4階の医療療養病棟は42床あり、急性期の治療を終えた後も引き続き中長期的な治療が必要な方が主な入院対象となっています。
中心静脈栄養、経管栄養、人工透析などの継続医療を必要とする方や、在宅復帰に不安が残る患者様に対し、理学療法士や栄養士など他部署スタッフとも相談し、個々の状況に合わせた看護・介護を提供しています。
患者様やそのご家族の不安やストレスを最小限にする為、笑顔での対応に努め、サポートさせていただいています。

一般病棟(5階)

一般病棟(39階)は、心疾患をはじめ、腎臓疾患、慢性期疾患の方まで、幅広い疾患の患者様の入院に対応しています。一般病棟での治療が落ち着くと、障害者病棟、療養病棟へ転棟される患者様もおられますが、人生の終末をむかえられる患者様も多く、患者様の人生観を大切にし、気持ちに寄り添い、「ここにきてよかった」と言っていただけるような看護ケアを日々目指しています。また、スタッフは経験を重ねたスタッフからママさんナース、若い看護師まで幅広い年齢層のスタッフが働いています。

障害者病棟(6階・7階)

6、7階合わせて計60床の障害者病棟は、パーキンソン病やALS等の難病患者様、重度の肢体不自由がある患者様、脳疾患による意識障害の患者様、脊髄損傷により四肢麻痔等の障害がある患者様を主に受け入れている病棟です。スタッフ一同笑顔を絶やさず、患者様の気持ちに寄り添い、安心・安全な看護の提供を目指しています。

教育・研修活動

院外研修

法人関連:新入職者研修

管理責任者会主催研修 (年度計画により内容は変更)
 ①メンタルヘルス研修
 ②リーダーシップ研修
 ③プリセプターシップ研修

その他業務上必要と認めた研修は時間・費用を病院が負担します

院外研修

年間教育計画にそって研修を実施

インターンシップ・見学